ポップ・パンク、 メロディック・ハードコアの先鋭者 グリーン・デイ。
グリーン・デイはパンク・ロックにポップさを加えたポップ・パンク、 ハードコアをメロディアスにしたメロディック・ハードコア を世界に広めた。現在の音楽シーンを見ても分かる通り、彼らの功績はあまりに大きい。
デビュー当初はラモーンズ路線で自分たちのロックを 楽しくマイ・ペースに楽しむというスタイルだったが、 後にクラッシュ路線に移り、政治的なことを歌う社会派バンドと 化していった。また、メンバーは平和活動家であり、慈悲家である。
アルバム"ドゥーキー" とアルバム"アメリカン・イディオット"は 1000万枚以上の売上を記録しており、グリーン・デイは現在アメリカ最大のロック・バンドだ。 キッズ達に最も人気のあるバンドであり、 架空のキッズを主人公にした曲が多数存在する。 サウンドにはポップ・パンクだけではなく、感傷的なバラードやアコースティックなバラードも 存在する。当初、歌詞は日常への不満や楽しいロックを中心に描いていたが 現在は自分たちの生き方や社会性の強いメッセージを中心に描いている。
従来のパンク・ファン、特にロンドン・パンクのファンは グリーン・デイをパンクと認めていない。それは メロディがポップ過ぎることと、モンスター・ロック・スタイルで あることが挙げられる。そのため、他アーティストからの批判が数多い。
グリーン・デイがブレイクするまではこのような音楽(ポップ・パンク)が メジャーで成功するとは考えられなかった。 ポップ・パンクの先鋭者であるため、 現在世界に多くのポップ・パンク・バンドがいるが、 これらの始まりはすべてグリーン・デイからであり、 グリーン・デイをリスペクトするバンドは後を絶たない。 グッド・シャーロット、マクフライ、バステッド、SUM41などと数えきれない。
メンバー
ビリー・ジョー・アームストロング・・・リード・ボーカル、ギター
マイク・ダーント・・・ベース、ボーカル
トレ・クール・・・ドラムス、ボーカル

ビリーとマイク
ビリー・ジョー・アームストロングと
マイク・ダーントは
カリファルニア州の労働者階級の家庭に生まれた。
ビリーの父はトラックの運転手であり、ジャズ・ドラマーでも
あった。そんな父が10歳の時に他界し、ちょうどその頃に
マイクと出会い二人は親友となった。ビリーは新たな父とウマが合わず、
学校を辞めて、空家に住んだりするようになる。
ジャンキーやゴロツキと暮らしながらも、ギターの腕を磨く。
また、パンクの聖地”ギルマン・ストリート”に感銘を受けた。
87年、パンク・バンド”スウィート・チルドレン”を結成。
当初は4人編成で、ビリーがボーカルとギター、マイクもギターと
いうスタイルだったがマイクがベースに移り、
ドラムにジョン・キフメイヤーが加入。
3人のラインナップが揃って、本格的にバンド活動を始める。
そして、バンド名を”グリーン・デイ”と改名。
90年、ジョン・キフメイヤーが脱退し、トレ・クールが加入。 デビュー・アルバム"1,039/スムーズド・アウト・スラッピー ・アワーズ"をリリース。たいして話題にならなかったが、 メンバー全員10代でメジャー・デビューしたのは やはりパンク。また、この頃からパンクにポップ性を 加えていた。
92年、アルバム"カープランク"をリリース。 このアルバムもヒットすることはなかった。この頃は 地道なツアーを続け、ぼろぼろのヴァンに乗り込み、 友人宅の汚い床をベッド代わりにする毎日だった。
94年、アルバム"ドゥーキー"をリリース。 このアルバムは、グリーン・デイのブレイク作であり代表作、 そして90年代アメリカ・ロック・シーンの流れを変えた歴史的 名盤だ。 アメリカでパンク・ロックが初めて大ヒットした 記念すべきアルバム(厳密にはポップ・パンクだが)。 キェッチーで親しみやすいメロディに短いパンク・コードを 重ね合わせ、ラモーンズのような楽しさと爆発を加えた "ドゥーキー"は1000万枚以上の大ヒットを記録。 そして、グラミー賞も受賞。 収録曲の"バスケット・ケース"は全米1位に輝いた。 8月にはウッドストックに出演。この時、グリーン・デイを パンクと認めない観客からドロを投げられ続け、 結局ドロの投げ合い合戦と化した。

95年、アルバム"インソムニアック"をリリース。 いきなりの成功とバッシングによって、 不安発作など精神的に不安定なまま作り上げた作品。 収録曲"ブレイン・シチュー"は人気が高い。
97年、アルバム"ニムロッド"をリリース。 19曲入りの大作であり、名曲"グッド・リダンス (タイム・オブ・ユア・ライフ)"を収録している。
00年、アルバム"ウォーニング"をリリース。 メロディはポップだが、全体的に暗い雰囲気を醸し出している。 グリーン・デイの代表曲"マイノリティ"を収録している。
01年、アルバム"インターナショナル・スーパーヒッツ!"をリリース。
グリーン・デイ初のベスト・アルバムであり、
これまでのヒット曲を収録している。
02年には裏ベスト・アルバム"シェナニガンズ~スーパー・ウラ・ベスト"を
リリースした。
1つの時代を終わらせたグリーン・デイはテロなどを目にし、
バンドの方向性がクラッシュ的になり、政治に関わるようになる。
04年、アルバム"アメリカン・イディオット"をリリース。 グリーン・デイの最高傑作であり、1000万枚以上の売上を記録した。 「アメリカの一部のクソみたいなところを批判した」アルバム。 馬鹿げた大統領とその仲間たち(シュワちゃんなど)を 批判しながら、セイント・ジミーの誕生から死までを描いた コンセプト・アルバム。ポップなメロディとロック・オペラを 融合したサウンドを展開。時代遅れと言われていたコンセプト・アルバム を大ヒットさせた業績は大きい。
05年、ライヴ・アルバム"ブレット・イン・ア・バイブル"を リリース。史上最大のパンク・ギグと言われる公演を 収録している。